ベラルーシの伝統的な料理

ベラルーシの美味しい伝統的な料理について

ベラルーシ料理は同じスラヴ族にあたるロシア料理やウクライナ料理に似ていると言われているが、古スラヴ料理の特色は他のスラヴ族料理よりよく保存されている。18世紀にベラルーシに輸入されたじゃがいが料理の中心になり、そして今でも様々なレシピで使われている。じゃがいもと共に新鮮なキャベツ、 ジューシーな豚肉、味付けた川魚、サクサクとするライ麦パンなどがよく使用される。

ベラルーシは日本と同じように四季があり、そして日本と同じように季節と共に料理も変化していく。夏の時は豊かな森で狩れたベリー、秋の時はキノコとりんご、冬の時は手作りのジャムとピクルスなどが季節限定の食べ物のイメージを持っており、「いくら食べても飽きない」、非常に美味しい料理である。

この記事では、有名な伝統的なベラルーシ料理とその料理が食べられるレストランが紹介される。 

 

伝統的なベラルーシ料理 

1.前菜とサラダ

  • 食欲を増進させるため、「漬物」「あぶらみ」など一般的に食べられている。

漬物とはマリネードに漬けられた胡瓜、トマト、キノコなど。日本の漬物より新鮮で、カリカリとする美味しい料理。

あぶらみとは豚の脂。一年中食べられるが、特に寒い時期に人気になっている。


写真:(左) あぶらみ、(右) 漬物

  • 「毛皮のコートを着たニシン」

毛皮のコートを着たニシンとはニシンとビーツのサラダである。一番下にはニシン、その上にニンジン、じゃがいも、ビーツなどのレイヤーが載せられていく。

見た目ではフランス料理のミルフィーユに似ている。調味料はマヨネーズである。

  • 「オリヴィエ・サラダ」

ジャガイモ、鶏の胸肉、固ゆで卵、胡瓜または胡瓜のピクルス、ニンジンなどから作ったサラダである。

サラダの調味料としてマヨネーズやスメタナ(サワークリーム)が利用されている。ところで、オリヴィエ・サラダがお正月の象徴な料理であり、新年をお祝いする時によく食べられる。

写真:(左) 毛皮のコートを着たニシン、(右) オリヴィエ・サラダ

2.メインディッシュ

  • 「ドラニキ」

ドラニキはベラルーシ料理の中で一番有名で、特徴的な料理。ドラニキはじゃがいもから作ったパンケーキのような料理である。生のジャガイモをすりおろし、卵と小麦粉と混じり、外側がカリカリになるまでに焼く。

サワークリームに付けて食べる。

  • 「マチャンカ」

マチャンカとは油で揚げた豚のあばらは土鍋で牛乳と小麦粉と油と煮られたソースのような料理である。

細いパンケーキとよく食べる。

写真:(左) ドラニキ、(右) マチャンカ

  • 「バブカ」

バブカはハッシュドポテトにキノコと肉(牛肉や豚肉)が入っている料理。そのままで食べるのも美味しいし、サワークリームをかけて食べるのも良い。

ところで、ベラルーシ語では「バブカ」は「お婆ちゃん」という意味を持っている。

  • 「ガルプツィ」

ガルプツィとはお米と鳥・豚のひき肉が入ったロールキャベツである。

熱いロールキャベツを冷たいサワークリームやマヨネーズと一緒に食べると、非常に美味しい。

写真:(左) バブカ、(右) ガルプツィ

  • 「ブラッドソーセージ」

ブラッドソーセージとは豚肉・豚の血などで作った黒ソーセージである。

塩辛い味を持ち、ゆでたじゃがいもと食べるのはおすすめ。

  • 「自家製ソーセージ」

自家製ソーセージは名前の通り、鶏肉や豚肉や牛肉の手作りソーセージ。昔は実家で作られており、自家製ソーセージと名付けられた。

そのままで食べると美味しい!

写真:(左) ブラッドソーセージ、(右) 自家製ソーセージ

  • 「ヴァレニキ」

「ヴァレニキ」は「茹でたもの」という意味である。ヴァレーニキは半月の形を持ち、日本料理の餃子に似ている。素地の中にじゃがいも・キャベツ・肉・茸・豆類・チーズ類・芥子の実・ベリーなどが入っている。

一般的にサワークリームに付けて食べる。

写真:ヴァレニキ

3.スープ

  • 「ボルシチ」

ボルシチとは赤ビーツのスープである。ベラル–シとロシアとウクライナの共通料理である。しかし、ベラルーシのボルシチの味はロシアとウクライナに比べたら少し違う。

ボルシチの中にサワークリームを加えて、よく混ざってから食べる。

  • 「ホロドニク」

冷たい赤ビーツの冷たいスープである。「スヴェコリニク」とも呼ばれる。ケフィア(発酵した乳飲料)から作られたスープである。サワークリームとゆで卵を添えて食べる。

ホロドニクは冷たいため、夏の特徴的な料理になっている。

写真:(左) ボルシチ、(右) ホロドニク

4.デザート

  • 「クレープ」

丸くて、細いクレープ巻き。様々な種類がある。例えば、キャベツ、お肉、じゃがいもなどが入っているクレープ巻の種類がある上、カッテージチーズや甘いジャムが入った、デザートとして食べる種類もある。

サワークリームに付けて食べると美味しい。

  • 「シルニキ」

シルニキとはカッテージチーズから作った小さいパンケーキの一種である。シルニキは菓子として朝食や軽食の際に提供される。

シルニキはサワークリーム、ジャムまたはヴァレニエ(ロシア風フルーツブレザーブ)とよく食べている。

 

写真:(左) クレープ、(右) シルニキ

  • 「ホヴォロスト」

ホヴォロストとはほんのり甘いサクサクの揚げクッキーである。

写真:ホヴォロスト

5.飲み物とドリンク

アルコール

  • 「クランバンブリャ」

クランバンブリャは蜂蜜やスパイスなどを加えてリキュールのようアルコール飲料である。

ノンアルコール

  • 「ビャロザビク」

ビャロザビクは日本語に直訳すると「白カバのジュース」という意味である。

春の名物である。

 

写真:(左) クランバンブリャ、(右) ビャロザビク

  • 「クワス」

クワスとはべラルーシの伝統的な飲料でありロシアでも飲まれている、 麦芽やパン、 砂糖ミント果物などから作るクワスです。

  • 「モルス」

モルスはリンゴンベリー(コケモモ)やクランベリーから作る非炭酸フルーツ飲料である。

写真:(左) クワス、(右) モルス

 

 ベラルーシ料理の美味しいレストラン:

名前URL住所地図
1.「U Franchiska」https://u-franciska.by/ Prospekt Nezavisimosti 19U Franchiska
2.「Litviny」https://litviny.by/Prospekt Pobeditelei 119Litviny
3.「Vasilki」https://www.vasilki.by/Prospekt Nezavisimosti 16Vasilki
4.「Grunvald」https://www.grunvaldcafe.com/Karla Marksa street 19Grunvald
5.「Kamyanitsa」http://www.kamyanitsa.by/Pervomayskaya street 18Kamyanitsa
6.「Slavyanski Kut」https://slavyanskikut.relax.by/Berestyanskaya 2Slavyanski Kut
7.「Korchma Starovilenskaya」https://korchma-minsk.relax.by/Starovilenskaya street 2Korchma Starovilenskaya
8.「Chumackij Shlyah」http://barbaris.by/chumackij-shlyah/index.htmlMyasnikova street 34Chumackij Shlyah
9.「Svoi」https://restoransvoi.by/Prospekt Nezavisimosti 22Svoi
10.「Gostiny Dvor」https://gostiny-dvor.relax.by/Sovetskaya street 17Gostiny Dvor
11.「Kuhmistr」https://www.kuhmistr.by/Karla Marksa street 40Kuhmistr